※ 平成8年9月18日の杉浦仁郎ガバナー公式訪問の講話より                  …  六年ぐらい前の「ロータリーの友」に「奉仕の理想新思考論」という表題で載っていま したが、それには、 「奉仕の理想」とは、私にとって馴染み難い日本語です。「奉仕の理想」とは、奉仕そ のものの理想であるのか、奉仕のあり方についての理想であるのか、戸惑ってしまいます。 「Ideal of service」の「of」を「の」と訳せば、「奉仕の理想」でありますが、「of」を 「という」と訳してみたらどうでしょうか。「奉仕の理想」とは、何であるかということ は、公式名簿の表紙の裏に   「Thoughtfulness and helpfulness to others」 とあり、これを訳すと、「思いやりと助け合い」ということになります。ですから、「奉 仕の理想」とは、「思いやりと助け合い」という具合にすれば、子供さんに「ロータリー とは何か?」と質問されたら、「思いやりと助け合い」と言えば、職場でも、地域の方々 にも、ロータリーとは、そういうものですよということで、ロータリーとは、この「思い やりと助け合い」を例会で勉強して実践していくことであると言えば、すごく分かりやす いのではないかと思います。 …    **********************************                           & 会報(テキスト)より & 第559回例会  平成8年9月18日  会場 ホテルニューグリン 公式訪問   杉浦仁郎 ガバナー 幹事報告(杉山幹彦君) †「職業奉仕活動への誘い」という本の申し込み案内 †国際ソロプチミストむつのSクラブ結成の祝賀会参加のお礼状 †例会終了後、理事会を開催 ロータリー情報委員会報告(川口 毅君)  「むつ中央ロータリーの歌」は、杉山幹事が、12年前に作曲された歌です。  SAAは、サージェント・アット・アームと言い、直訳すれば、「軍曹の腕」ですが、 会場監督というロータリーの解釈です。権威のある役目で、会場を決める等の指示はすべ て会場監督によりきめられます。食事等の配慮、会場のセッティングの相談を持ちかけ、 判断することも役目です。非常に重要な位置として認められていて、絶対の権限を持って います。 青少年交換委員会報告(川島一郎君)  遠藤はるかさんのお母さんより、中央ロータリークラブの、よろしくということで、「ど うもありごとうございました」というお話がございました。 講話   杉浦仁郎ガバナー  昨日は会長・幹事面接、クラブ協議会、そしてその後、懇親会がありました。何十年ぶ りかでカラオケをやりました。 … 社会奉仕委員会の中の青少年の活動として、インタ ーアクトをやって欲しいということですが、その準備として、研究したり、学校と折衝す る委員会をつくっていただければと思います。 …  今年度のRI会長テーマは    「築け未来を  行動力と先見の目で」 です。RI会長は、二十二才でロータリーに入会しました。公認会計士でございます。そ してお父さん、奥さんもロータリーに入れました。今、五十八才です。レンガ色のブレザ ーを着なければならないのですが、暑すぎて、もう少し寒くならない着られないと言って おりました。お土産にレンガをくれましたが、重すぎて今日は持ってこられませんでした。 私たちに「レンガになりなさい・ロータリーの土台になりなさい」ということを話されま した。  ルイス・ビセンテ・ジアイRI会長の国際協議会での挨拶を読んでみます。  「私の努力、私の能力、私の可能性、あらん限りの全力を尽くすことを、皆さんに誓約 します。良いときも、悪いときも、眠る暇のないほど賢明に努力することによって弛みな く働きます」  八戸の、あるクラブで、入会式の時、入会宣誓書を読ませるところがあります。ちょっ と読んでみます。  「私は、八戸中央ロータリークラブ会員の何々君の推薦により、クラブの職業分類表に ある、地域における何々業の代表として選考委員会及び理事会の承認を賜り、八戸中央ク ラブに入会させていただくことになりました。つきましては、RI第2830地区八戸中 央ロータリークラブの会員として、定款・細則を守り、委員会に加わり、友情を育み、超 我の奉仕の活動に邁進することを誓います」 という誓いを入会時に読ませられます。  テーマの「築け未来を」は、新しい世代にロータリーの奉仕の理想を受け継いでいって くださいということを、メッセージには言っております。自分も未来を目指して、あなた 方自身も、行動力とビジョンで、築いてくださいということを話されております。ビジョ ンとは現実に起こっている飢餓・貧困・戦争・紛争を、それらをロータリーが自分の問題 として見通すことであるということであります。それには、行動力が必用ということであ ります。 …  三年前に四国八十八ヶ所、1,200`を歩きました。 …  「ロータリーの友」の今年の5月号の友愛の広場に、ある会員の奥様が書かれた記事が 掲載され、とても良いと思いましたので、公式訪問で各クラブをまわった時、皆様に紹介 しようと思い、紹介しております。7/1の「ロータリーの友・地区委員会」で、この記 事が、とても良いということで、評判になっていますが、2月の第二週が家族週間になっ ており、その最後の日を家族の日にしています。「家族の日に寄せて」という表題で、書 かれていますので、読んでみます。  〈ロータリーの友・1995年5月号F頁を御参照〉  … 「ロータリーの友」には、心に訴えるロータリー情報がたくさんあるので、雑誌委 員長さんが、お話ししてくれるようにすればよいと思います。  六年ぐらい前の「ロータリーの友」に「奉仕の理想新思考論」という表題で載っていま したが、それには、  「奉仕の理想」とは、私にとって馴染み難い日本語です。「奉仕の理想」とは、奉仕そ のものの理想であるのか、奉仕のあり方についての理想であるか、戸惑ってしまいます。 「Ideal of service」の「of」を「の」と訳せば、「奉仕の理想」でありますが、「of」を 「という」と訳してみたらどうでしょうか。「奉仕の理想」とは、何であるかということは、 公式名簿の表紙の裏に   「Thoughtfulness and helpfulness to others」 とあり、これを訳すと、「思いやりと助け合い」ということになります。ですから、「奉 仕の理想」とは、「思いやりと助け合い」という具合にすれば、子供さんに「ロータリー とは何か?」と質問されたら、「思いやりと助け合い」と言えば、職場でも、地域の方々 にも、ロータリーとは、そういうものですよということで、ロータリーとは、この「思い やりと助け合い」を例会で勉強して実践していくことであると言えば、すごく分かりやす いのではないかと思います。 …  今年、青森県の商業会あげて言っていることは「青森県の思いやり日本一運動を展開し ましょう」ということを言っております。 …  「例会は心の風呂である」と言う人もいます。「社会に出て働いて、心が汚れてくるの で、風呂に入って、綺麗な心にしてください」と言っています。ポール・ハリスはこれを 「少年のような心」と言っています。これをロータリーに持ってきたのが、ロータリーの 始まりですので、そうすれば、よろしいのではないかと思っています。  … ロータリーは「人材の森」とも言われていて、皆、一人一人今日の自分の地位を築 くために苦労してきて、そして、皆さんでお会いして、心を磨くためにロータリーはある ということで、単なる親睦ではなく、やはり、勉強したいという気持ちを持って、向上し たいという方がロータリーに入るということですが、ロータリーは勉強していく場として 良い場所です。地区大会では、「ロータリーとは、こういうものなんだなぁ」と感じ取れ るためにありますので、新会員の方々は、それを是非感じ取ってください。八戸の、ある ロータリークラブで、半年前から、30名予約しているところもあります。新会員と一晩 懇親会の後、親睦を重ねて、ロータリーは非常に良いものだということを感じたというこ とで、それをやっているので、そこのクラブは全員参加させるということであります。  … 地区大会には、こぞって参加くださるようお願い致します。 ◆ 9月17日  協議会  17日は、15:00より、会長・幹事面接、つづいて、クラブ協議会が行われ、ガバ ナーより、各々、詳しいご指導を賜りました。その後、ガバナー歓迎会が開催され、皆様 とご歓談なさいました。